ジョブフク運営事務局の安部です。今月から2022卒の就活がスタートしました。今年は新型コロナ感染の影響もあって新卒採用を行わない企業や採用数を例年よりも減らす企業が増えていると言われています。厳しい就活になるのではないか？また、内定がもらえるだろうか？など不安を抱えている学生の皆さんに今回は、私自身の採用担当者としての経験を基に就活で成功する秘訣を詳しく解説します。

１．就活のスタートは募集している会社を知ること

就活は何から始めるか？それはまず、新卒採用をしている企業を知ることです。当たり前のことですが、新卒採用をしていない会社には応募すらできません。有名な人気企業であっても、もしかしたら今回は募集しない企業もあるかもしれません。まずは就職情報サイトや企業のホームページなどで確認をすることです。

２．自己分析とは自分軸を持つため

数多くの企業の中から最終的に入社する企業は１社です。就職情報サイトには多くの企業が掲載されていますが、ただ漫然と見ていても、どの企業にエントリーすればよいのか迷ってしまいます。そこで重要になってくるのが自分軸です。自分軸とは、言葉を言い換えると「こだわり」です。それは、働き方や将来の自分のこと、あるいは人生観や価値観（この仕事で社会貢献したいなど）です。給料が高いから、土日休みだから、家から近いから・・・など安易な考え方でエントリーしても入社どころか内定を獲得することさえできないでしょう。

３．企業研究は何のため？

企業研究は何のためにするのでしょうか？多くの学生さんは多分、「会社のことや仕事内容、求人情報（給与や休日、福利厚生など）をしっかりと把握した上でその会社にエントリーすべきかどうかを判断するため」と答えるでしょう。その答えは間違っていませんが、採用担当者の目線で言うとちょっと違います。それは、どういうことなのかと言いますと、一言で言うと「面接対策」というか「内定獲得対策」のためです。面接では様々な質問に答えなければなりませんが、一般的に質問されるのが「なぜ、当社を志望されたのですか？」という志望動機は必ず質問されます。それと「当社のホームページは見たことがありますか？」 「ホームページを見てどう思いましたか？」などの質問もあるでしょう。店舗展開している企業であれば「当社のお店に行ったことがありますか？」ということも質問されます。その質問にしっかり答えられないと面接官を採用したいとは思いません。だから、しっかりと企業研究をしなければならないのです。

４．面接だけで合否は決めていません

希望する企業にエントリーして説明会に参加、その後、選考を受けるという流れが一般的です。選考は１回だけの会社もあれば2次選考・3次選考というふうに複数回の選考を行う企業もあります。面接の時間は長くても1時間程度だと思いますが、その1時間で採用するかどうかを判断するのは非常に難しいです。そして面接という場面では、応募者の学生は合格したいという気持ちから「より自分をよく見せよう」という心理が働くため面接本来の目的である「本当の姿を知る」ことが更に難しくなります。そこで企業側が考えるのは、面接に至るまでにどんな学生だったのかを採用担当者に確認することなのです。説明会での様子や採用担当者との電話でのやりとり、メールの文面等々。つまり、選考試験は面接だけではなく、採用担当者と会ったその瞬間から始まっているのです。面接以外の場面でも気を緩めずに！

５．採用したいはどんな人？

中途採用と新卒採用の大きな違いは何か？それは、即戦力として採用する（中途採用）のか将来の先行投資（新卒採用）として採用するのかの違いです。なので、新卒採用する企業は新卒者に対して「仕事ができる人なのか？」という視点で採用はしません。では、どのような基準で判断するのでしょうか？答えは「早く仕事を覚えて活躍してくれる人」「大変なことがあっても辞めない人」「長く働いてくれる人」という基準です。それをクリアできる人は「入社したい人」なのです。企業は入りたい人を採用したいのです。学生時代の経験や保有資格などもアピールできるかもしれませんが、一番、企業が重視することはやる気＝入社意欲です。

ここまで５つの就活成功の秘訣を解説いたしました。いかがでしたでしょうか？コロナ禍で就活も大変な状況だと思います。でも、負けずにしっかりと行動して、来年4月から社会人として羽ばたいて欲しいと思います。

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また先日、福島テレビの情報番組「サタふく」で就活最新事情というテーマでパネル出演させていただきました。よかったらこちらもご覧ください。

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