社会人のビジネスマナー(会食:和食編)

本日ご紹介します記事は『会食のマナー(和食編)』です。
会食のマナーは、ビジネスパーソンの今後を左右する大きな要素です。
一緒に食事をする人に不快感を与えず、美味しく料理を味わうために、
テーブルマナーの基本は押さえておきたいものですね。
1.お店に着いたら
●荷物を置くところ
・大きな荷物の場合
コートや大きな荷物はクロークに預ける
・女性の場合
バッグは背中とイスの背もたれの間に置く
・男性の場合
イスの時は小さいものは下座側の膝脇に、
大きいものは後ろに置く
・和室の場合
膝前の座卓下に置く
●ナプキンの扱い方
・二つ折りにし、輪を手前にして膝の上に置く
・手や口の汚れは、二つ折りにした下側の隅で拭く
・中座する時は軽くたたみ、イスに置く
・食事が終わったら汚れを内側にして軽く折り、左端に置く
2.席に着く時・立つ時
基本的に左側から、席に着いたり、立ったりします。
席に着いたら背筋を伸ばし、テーブルとおなかの間は、こぶし1個分ほどあけるようにしましょう。
●座敷では・・・
└→ 座卓に肘をつきながら食べたりしない
●足をくずす時は・・・
└→ 目上の人がくずしてから自分もくずす
黙って食べることがマナーだということはありませんので、
気持ちをリラックスさせ、食事と会話を楽しみましょう。
お店の人を呼ぶ時も大きな声を出したりせず、
視線を合わせたり軽く手を挙げたりなどし、スマートに対応しましょう。
3.正しい箸の使い方
●箸がまえ
・箸の中央を右手で持ち上げ、左手を支えるように添える
・右手を箸の箸頭まで滑らせ、下から正しく持ち替える
箸を置く時は、この逆の順で行いましょう。
●箸の持ち方
・下の箸は薬指の上にのせ、親指で支える
・上の箸は人差し指と中指ではさみ、上下に動かせるように持つ
4.箸づかいのタブー
迷い箸 ・・・器の上で箸をうろうろさせる
探り箸 ・・・器の中をかき回して中身を探る
渡し箸 ・・・器の上に箸を渡して置く
ねぶり箸 ・・・箸先をなめる
寄せ箸 ・・・遠くの器を箸先で引き寄せる
刺し箸(突き箸) ・・・料理に箸を突き刺す
5.和食の食べ方
●焼き魚
・上側の身を食べ終えたら、尾側から骨と身の間に箸を差し込み、骨をはずす
・骨は皿の向こう側に置く
・食べ終えたら、取り除いた皮や骨は皿の左端に一ヶ所にまとめる
●串物
・箸で押さえながら串を抜く
・一本目を食べ終えてから二本目の串を抜く
・食べ終えたら串はまとめて置く
●椀のふたの開け方
・少し開けたら、ふたに付いた水気をきる
※ ふたをふらないようにしましょう
※ 開けにくい時は、軽く親指と人差し指に力を入れて
椀の端を押すと空気が入って開けやすくなります
ふたが付いている椀は、食べ始める前に全て開けて
食事が済んだら、ふたは裏返さず元のように戻します。
大事なポイント3つ
1. 社外の人を食事に招く場合は、「日時や場所」のほかに事前に「好き嫌い」も確認しておく。
2. 会食では、相手を理解しようという気持ちで会話を進める。
3. 社内の宴会でも、最低限の礼儀は守る。
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