社会人のビジネスマナー(会食:洋食編)
本日ご紹介します記事は『会食のマナー(洋食編)』です。
前回の会食のマナー(和食編)では、お店に着くところから記事を書きました。
洋食では、テーブルに着く時に椅子を引いてもらったら、左側から椅子とテーブルの間に入るようにします。
これは洋室では右側が上位なので、右を避けるためです。立つ時も同様に椅子の左側から立ちます。
今回は、「洋食編」ということで、ナイフやフォークの使い方からこの機会に見直してみましょう。
1.フルコースの場合
料理を残してしまったら失礼になりますので、
あとから出てくる料理のことも考慮し、食べる量を配分しましょう。
◎フルコースの流れ
一般的な西洋料理のフルコースは、次のような順序で出されます。
1.前菜(オードブル)
2.スープ
3.魚料理
4.グラニテ(口直しのシャーベット)
5.肉料理
6.サラダ
7.チーズ
8.デザート
9.コーヒー・紅茶
【フォーク・ナイフの使い方】
フォークやナイフは出される料理に合わせたものが、
外側から内側に向かって順番に置かれています。
そのまま、外側から順番通りに使いましょう。
●ナイフやフォークを落とした場合
サービス係の人を呼び、新しいものを持ってきてもらう
※ナイフを使う時は特に食器の音を立てやすいので気をつけましょう
●手に取ってもいいもの
グラス類、コーヒー・紅茶のカップ、取っ手の付いているスープカップのみ
※基本的に洋食は皿をテーブルの上に置いたまま食べましょう
●オードブルや魚・肉料理
その都度、左側からひと口大に切って食べる
●パンを食べるタイミング
・スープが運ばれてきてから食べ始め、デザートの前には食べ終えるようにする
・メインの料理が運ばれてくる時点ではパン皿に残っているようにしておく
料理が熱い時に、大きく息を吹きかけて冷ますのはやめましょう。
もしも、食事中に手を汚してしまったら、テーブルの上にある
フィンガーボールの水で静かにすすいで、ナプキンで拭きます。
2.ナイフとフォークの置き方
食事中 ・・・ 手を休めるときは八の字になるように置く
食事終了 ・・・ 揃えて斜めに置く
3.洋食の食べ方
●コーヒー、紅茶の飲み方
・カップは、人差し指を通して持つ
・小ぶりのデミタスカップなどは、親指と他の4本の指で挟むように持つ
・混ぜたあとのティーンスプーンは、カップの向こう側に置く
・レモンを使ったらスプーンの上に置く
●スープの飲み方
・手前から向こう側へすくう
・残りが少なくなったらスープ皿の手前を持ち上げ、斜めにしてすくう
●パンの食べ方
・パン皿の上で、ひと口大にちぎって食べる
※料理にかかっているソースをつけながら食べてもよい
4.ワインを楽しむ
ワインをついでもらう時はグラスを持たず、テーブルに置いたままにします。
また、ウェイターやソムリエがワインをついでくれますので、自分たちではつぎません。
●テイスティングをすすめられた時
1)グラスに少量のワインがつがれるので、光にかざして色を見る
2)中のワインを数回まわして香りを確かめる
3)口に含んで味を確認する
ワインは微妙な温度で味わいに変化が起きるので、
グラスの足の部分を持つ
Check!