社会人として心得ておきたいお見舞いのタイミングとマナー

知り合いや会社の人、取引先の方などが突然入院!
「お見舞いに行きたいけど、マナーがわからなくって不安・・・。」そんな時は、お見舞いマナーのポイントをぜひチェックしてみてください。
1.お見舞いのタイミング
お見舞いに行くタイミングは、入院直後など病状がまだ落ち着いていない時や、手術の前後などは避けた方が良いでしょう。あらかじめ入院されている方の家族や身内の方に、怪我や病気の状態を確認し、相手の心身に負担にならないように、伺いましょう。
場合によっては面会できない場合もありますし、顔色が悪いところを他人に見せたくないという人もいるからです。
また、会社の人や取引先の相手が入院してしまった場合、慣例で代表者だけがお見舞いに行くなど、あらかじめルールが設けられている場合もあります。その場合は、会社の慣例に従いましょう。
《時間帯》
状況にもよりますが、午前中は検査や診察などがあるため、お見舞いに行く場合は、午後の安静時間を目安に訪れましょう。
面会時間は、病気をしている方が負担にならない程度、15分~20分程度を目安にするとよいと思います。あまり長く滞在すると相手の負担になります。
※入院している病院のホームページをチェックしてみよう
最近ではホームページ上で、面会時間の違いやお見舞いに訪れる方への注意事項、マナーなどを病院側で掲載していることもあります。
また、お見舞い品の禁止品目など持ち込めるものに細かい制限がかけられていることがありますので、お見舞いに行く前に一度目を通しておきましょう。
2.お見舞い品を用意しよう
お見舞い品は入院した方が長い時間を病院で快適に過ごせる、暇をつぶせるような娯楽品を用意すると喜ばれます。
お花やフルーツを思い浮かべる方も多いと思いますが、病室によっては置くスペースがなかったり、ユリなど花の種類によっては香りが強かったり体調によってはきつく感じる事もあるので注意しましょう。
また、鉢植えの花は、そこに根をはる、植え付くというイメージを持つと言われお見舞いには向きません。
そしてフルーツを含む食べ物ですが、こちらも相手の好みや体調などを考慮し、普段大好物のものでも食べる事を制限されている場合もありますので注意しましょう。
入院生活では何かと出費がかさむため、お見舞金を用意するのもよいでしょう。
ただし目上の方に現金を渡すのは失礼な場合もあるため、金券やギフトカードなど、代用できるものを準備するのも良いでしょう。
3.お見舞いに行く時の服装やエチケット
お見舞いに行く時は香水をつけないこと、やわらかい色の服を選ぶことに気をつけてください。
本人と面会できる時は、安心できる言葉、励ましの言葉、思いやりの言葉を中心に言葉をかけましょう。また病気になった方は、励まされることはあっても、ほめられることが少なくなるため、髪型や服装、持ち物や態度など、入院中でも変わらない「相手の長所」を探してほめてあげると喜ばれます。
ケース・バイ・ケースで柔軟に対応しながら、思いやりを持ち、あたたかい気持ちでお見舞いするようにしましょう。
4.お見舞いをする相手が眠っている場合
お見舞いに訪れた時に相手が眠っている場合は、無理に起こさないようにし、親族など付き添いの方やナースステーションなどに、お見舞いの品などを預け、言づけをして病院を後にするのがよいでしょう。
伺うにあたり、入院先や病室を本人やその家族の方から直接聞いたのであれば、相手側もある程度突然お見舞いに来るという事が予測できるのかもしれませんが、体調の良い悪いもありますし検査などで病室にいない事もあるので、できればあらかじめ本人やその家族に連絡をしてからの方が良いでしょう。