社会人のためのビジネスマナー ~ビジネスメール編1~

ビジネスシーンで欠かせない存在となってきた電子メール。
画像や文書データと、ボタンひとつで送信できる時代になりました。
しかし、便利である反面、相手に不快な思いをさせないように注意する必要もあります。
送信ボタンを押す前に、ちょっと待ってください。
自分の送る文章が相手に良い印象を与えているかどうか、一度確認をしましょう。
「ビジネスメールってどう書けばいいの?」
そんな、あなたのお悩みを解決!
まずは、電子メールの基本的なことからご説明していきます。
【電子メールの基本】
1.宛先
アドレスのドット(.)ひとつでも間違うとメールは届きません。
また、誤送先のサーバの迷惑にもなるので、相手のアドレスは一字一句正確に入力しましょう。
2.件名
メールには本文の内容が分かるように適切な件名をつけます。
これは受信者が多くのメールから検索したり、今すぐ読むべき内容であるか区別したりするためです。
3.本文
1.自分が何者であるかを相手に伝えるために、まずは名乗りましょう。
差出人のメールアドレスだけでは、誰から送られてきたのか分からない可能性もあります。
2.挨拶は基本です。おろそかにしてはいけません。
「いつもお世話になっております」などの簡単な挨拶を入れましょう。
3.文章は簡潔に書き、見た目に読みやすい文章を心がけましょう。
全角で30~35文字程度とすることがマナーです。
行数が長くなる場合は、段落ごとに改行をしましょう。
【宛先の使い分け(TO(宛先)、CC、BCCについて)】
TO(宛先)、CC、BCCにはそれぞれ次のような意味があります。
◆TO(宛先) ・・・メールを送りたい人が一人や、同時に送りたい人が複数居る場合に使用します。
◆CC ・・・TO以外のCC(カーボンコピー)を使用する場合、TOに主たる宛先アドレスをCCには、目を通していただくという意味でアドレスを入れます。
※当事者や責任者の方へお送りする場合には、TOにアドレスを入れておくのがマナーです。
◆BCC ・・・BCC(ブラインドカーボンコピー)を使用する場合は、TOに自分のアドレスを入れBCCに送りたい複数の相手先を入れるのがマナーです。
そうすることで、受信する側には送り主である、自分のアドレスだけが公開されることになります。
【送る時間帯について】
原則的に就業時間中に送るようにしましょう。
基本的に返信は24時間以内にするのがマナーであり、早いに越したことはありません。
相手を不安にさせないためにも、24時間以内に何らかの返事を出すように心掛けることが大切です。
◎受け取り確認メールの例
資料を送付していただき、ありがとうございました。
まずは、受け取りの確認とお礼まで。
◎メールに対する回答が出せなくても、受信メールはすぐに送る1
いつもお世話になっております。
ご連絡ありがとうございました。
この件につきましては、社内で検討して、~月中にはご回答いたします。
※具体的な月を述べましょう
◎メールに対する回答が出せなくても、受信メールはすぐ送る2
メールを拝見いたしました。
進展がありましたら、またご連絡いたします。